《I Know What I Like》
精力的にツアーを続けていたジェネシスにとって、新作に取り組む時間が全然とれなかった。
しかしカリスマレコードはグループに”3ヶ月でニューアルバムを作れ”とプレッシャーをかけてくる。
このときのことをラザフォードは「まさに”死への接吻”。あまりのキツさにコリンズがグループを脱退しそうになったほどだ」と語っている。
当時、ロンドン地下鉄向けのポスターを手がけていたベティ・スワンウィックという女性アーティストがいた。
「彼女の作品”The Dream”を偶然見た瞬間、”I Know What I Like”をひらめいたんだ」(ガブリエル)
そのあとガブリエルは彼女に、芝刈り機の絵を描いてくれと頼んだが、制作日数が足らなかったので、やむなく元の絵に芝刈り機を描き足した。それがこのカバーアートである。
のんびりベンチでのんびり昼寝をしていると
いつもの声が聞こえてくる
おせっかいなあの人たちの声が・・
ファーマーさんの説教が始まった
「若造、人生を無駄にするもんじゃない。
街に出て働かんか!?」
でもモートさんが言ってたよ
「ギャンブルで食っていける人なんか、いやしない」
おいらは自分の好きなものが分かってる
自分の身の程が分かってるのさ
せいいっぱいおしゃれして
一歩前に踏み出そう
お気楽に生きていこうぜ!というコミカルな曲です。
ライブでもいつも、ぐっとリラックスして楽しめる曲ですね。
〜つづく〜