結婚式DVDを作る〜完結編
ついに完成した。 ふぅ・・・マスタリングに殊の外手間がかかってしまった。高解像度DVDを焼くツールを新たに買い足したりなんかしてしまった。。
しかし、おかげさまで ”最低10年は視聴に耐えれる” クオリティで焼くことができました。
DVDラベルとパッケージも、なかなかイイものができたと思う。
ふつう”結婚式のDVD”というと、赤やピンクやゴールドで装飾した、”ラブ&セレブレーション” なカンジなのが定番なのだが、今回はそういうオチにはしたくなかった。
というのも、この新郎新婦がとてもナチュラルで飾らない二人であることと、奥様がとてもちっちゃくて可愛いこと。
それよりなによりこの二人は、あの有機野菜のお惣菜〜”アール・エフ・ワン”や”神戸コロッケ”でおなじみの 「ロック・フィールド」 の同期入社で知り合ったのが馴れ初めなのだ。
そして二人とも料理が上手で大好き、有機野菜が大好き、ということ。
なので、《野菜のマルシェ》をコンセプトにパッケージを考えてみた。(使用したイラストは、ちゃんとゲッティから買いましたよん^^)
ふつうならパッケージに、結婚式や披露宴のハイライトシーンをカットに入れるところなんだけど、なんだかそれも不要な気がしてきたので、今回はやめにした。
それと、映像を制作していく過程で、自分の中に(ひさしぶりに)スピリチュアルな気分になってきたので、パッケージには「コリント人への手紙」を引用することにした。あの 《愛は寛容であり、愛は親切です・・》 の部分です。
私が考える”理想的な結婚式ビデオ”とは。
この夫婦が30年後にこのDVDをもういちど観なおしたときに全然陳腐でないこと。奇をてらったテクニックを使わず、オーソドックスにいくこと。
これから生まれるお子さんに見せて、一緒に楽しめること。
そのためにも、パッケージも陳腐化しないこと。30年たっても本棚で小さく輝いていられること。
いろいろ持論はありますが、今回のこの結婚式DVD、今の自分ができることとしては最高の出来だ。
今の自分のテクニックと機材と予算の中で、できることは全部やりつくした。悔いはない。