シンゴジラ


シンゴジラ。おそまきながら地上波TVで観た。
観ていてすごくザワザワした気分になったのが、面白い。
日本人の感覚では、ゴジラは”悪”というカンジがしない。”殺したい存在”でもない。
どっちかというと「あっち行っててほしい」「静かに(鎮かに)しててほしい」と感じる。
”怖れ”の存在なんだけど、”憎む”存在ではない。

これはなんだろう?

そう、ゴジラはやっぱり日本にとっては 『破壊の神』 なのかも。
この感覚が、ハリウッドの怪獣ホラーものとかディザスターものとは全然違うんだろうな。

で、なにしろ完全な破壊の神だから、人間(日本人)がやるような反撃なんて、ぜーんぜん屁のかっぱなのである。日本人、とくに官僚や自衛隊がやる対策や攻撃なんて、笑っちゃうような無力のものばかりだ。
でも、仕方ないのだ。これはこれで一生懸命やってるんだから。
結局、「破壊神ゴジラの前では、人間は愚かである。だから戒めよ」と言っているのがテーマなのかも。

ラストシーン。これがアメリカ映画なら、核兵器でゴジラを木っ端微塵にしてしまうところだが、日本人のメンタリティでは絶対そういうことはできなくて、凍らせることにした。
これも日本人らしい選択だね。

そういうわけで、シン・ゴジラは日本が誇る傑作であった!1954年の元祖ゴジラも、日本の映画史上の最高傑作だ!

地上波で観てあまりに感動してしまったので、大急ぎでブルーレイを買ってシンゴジラを毎日観ている私です^^;;


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