BOSE Quiet Comfort 35 II


すごい高級オーディオを買ってしまった。衝動買いで・・・。
BOSEのワイヤレス・ノイズキャンセリング・ヘッドフォン Quiet Comfort 35 IIだ。
40000円もしました。良い子は決して真似しないように!

お気に入りのアルバムでさっそくいろいろ試してみている。山下達郎の”FOR YOU”から始まって、ドナルド・フェイゲンの”NIGHTFLY”、イエスの”こわれもの”、ジェネシスの”SECONDS OUT”、ビル・エヴァンスの”PORTLAIT IN JAZZ”、カーペンターズの”NOW AND THEN”、ビートルズ、カラヤン、ドゥービー・ブラザース・・・

音質はとてもニュートラルだ。派手な音をお好みの若い人には、物足りないだろう。
良いレコードの音はそのとおりに良く、ダメなレコードの音はそのとおりにダメに聞こえる。モニターヘッドフォンだと思って使うべき。
僕みたいに、クラシックからきゃりーぱみゅぱみゅまでオールジャンルで聴くタイプには、このニュートラルな特性のほうがいい。

さて、ノイズ・キャンセリングの威力は・・・これが素晴らしい。”聞きたくない音を完全にカットする”というよりは、”特に耳障りなノイズを緩和してくれる”というカンジ。
なので、地下鉄に乗っているときでも、まわりのかすかな環境音は聞こえる。むしろそのほうが安全だから、自分には合っている。

装着感、サイコー。耳を押さえずぎず、しかし安定感はある。ダイアフラムもコンパクトなので、周りの人の冷たい視線も受けなくて済む。
(大音量系のヘッドフォンって、やたらにデカい。あれを電車の中でかけてるヤツって、アホに見えるでしょ?僕はあーいうのは絶対したくない)

普段使いのヘッドフォンがこんなにいい音しちゃったら、ずっと永年愛用しているスタジオモニターMDR-CD900STのほうをいつ使えばいいのか困ってしまいそうだ。

このBOSEのワイヤレスヘッドフォンを使うのは、もっぱらiPhoneとセットのときだ。
だとすると、音質を追求するなら、ロスレスにしないといけなくなるのだろうか・・・

新しい高級オーディオを買うと、いろいろ技術的なことを実験したくなるのと、ずっとしまいこんでいた古いレコードをあらためて聴きなおしたくなる。案外これが、オーディオの一番面白いところなのかもしれない。


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