ビルボードカフェ&ダイニング
ミッドタウン日比谷にある ”ビルボードカフェ&ダイニング” では、アナログレコードプレーヤーを装備したハイエンドオーディオのリスニングルームが、リーズナブルな価格で利用できます。
ここを今回、フェイスブックでの 「プログレッシブ・ロック」 のグループのオフ会に利用させていただきました。
今回利用したのは、4つあるリスニングルームのうちの「BOX-2」というルームで、テクニクスのSL-1200GRがあります。4〜6名での個室利用で、2時間3240円!
さて・・
ロックファンのオフ会をするのって、実は難しいのです。
僕らは別に酒を飲みたいわけではなく、お気に入りのロックをガンガン爆音で聴きながら、音楽について熱く語りたいのです。
飲み屋の有線のBGMなんか、全然聴きたくないのです。
そう考えると、『好きなレコードを持ち寄って、しかもそれを高音質で聴けて、しかも聴いているあいだはみんな無言で、耳に全神経を集中しているのが、「いちばん楽しいひととき」』なのです。
そう考えると、高品質オーディオ機器のある店(喫茶店やバーなど)を、これまたマニアックなロックを爆音で聴こうという事情があるため、他のお客さんの迷惑にならないように貸し切りさせてもらう必要があり、そういうニーズに応えてくれる場所が必要なのですが・・・そういう奇特なお店って、なかなかないものでして。
そこに! 昨年オープンしたミッドタウン日比谷に、そんな僕らの夢を叶えてくれる空間が、ついにオープンしました。
それがこの ”ビルボードカフェ&ダイニング” です。
私自身も、今の自分のマンションにはアナログプレーヤーは持ってないので、アナログ盤を聴く機会は本当に久しぶりでした。参加した仲間のみなさんも、おんなじ状況です。「秘蔵のレコードを屋根裏から引っ張り出してきたよ!」という方ばかりです。
〜〜「レコードを聴く」という行為を久しぶりに行って感じたこと〜〜
その1:老眼になっちゃって、レコードの溝が見えない!!針を落とす場所を何回も失敗してしまった!!
その2;逆に、老眼なので、30センチのレコードジャケットの歌詞カードやライナーノーツがしっかり読めるから嬉しい (^-^) (CDのライナーノーツはもう読めまへん・・)
その3:「A面2曲め」とか「B面3曲め」とかいう頭出しが、すごくめんどくさいものだと感じるようになってしまってる自分・・・。
その4:33回転と45回転の設定を間違ってしまう!→→放送事故!!笑
その5:A面とB面を間違ってしまう!!→→これも放送事故!!笑
その6:曲をスキップできないので、レコード片面を通して聴くしかない。その間の約23分間は、音に集中するしか他にやることがない。←これは、嬉しくもあり、めんどくさくもあり。←これこそが 「レコードを聴くことの愉しみ」 なんだけど。
そんなこんなを考えると、あれほどアナログ盤崇拝だった私ですが、
「もうデジタルオーディオでいいじゃん!!やっぱアナログはめんどくさいわ!」
という気になってきました。
ただ・・ 「ジャケットデザインを楽しむ」 という点だけは、やっぱりアナログ盤が絶対有利です。
「音はもうストリーミングでいいけど、ジャケットだけは30センチ四方の印刷物」 っていう折衷はできないものだろうか??
このミッドタウン日比谷の”ビルボードカフェ&ダイニング” は、自分でレコードやCDを持ち込むこともできれば、お店にあるライブラリから借り出して聴くこともできます。
この写真のように、アナログ盤を美しく陳列してあるわけですが。ここのコレクションのほぼ90パーセントは、
「あ、これ持ってる」、「あ、これ聴いてたなー」というモノばかりでした。